日本人と中国語

前回の物語は・・・

2017年10月20日 CATEGORY - 日本人と中国語

前回の物語、皆さんは何の物語だかわかりましたか?

正解は・・・・

「わらしべ長者」でした。

では、日本語訳をどうぞ。

『昔々、ある若者がお寺の中で観音様に向かってお祈りをしていました。

「お金持ちになれますように。」

そこで、観音様は答えました。

「ここから出て、最初に掴んだものが、あなたをお金持ちにしてくれるでしょう。」

若者は大変喜んで、寺から出ていくと、石に躓いて転んでしまいました。

転んだ拍子に一本のわらを掴んでいました。

「観音様は初めに掴んだものと言っていたが、これのことかな?どう見てもお金持ちになれるとは思えないけど・・・」

若者はいぶかし気に歩いていくと、突然一匹のアブが飛んできました。

若者はアブを捕まえると、持っていたわらに縛り付けて遊びました。

次に、前から牛車が向かってきて、乗っていた子供が

「僕もあのアブが欲しい」と言ったので、

「いいよ、あげるよ。」

若者がわらに縛り付けたアブをあげると、牛車の人は代わりにみかんを三つ若者にくれました。

「わらがみかんに変わった!」

そのまま歩いていくと、道端に一人の女性がおり、のどが渇いたと言って、表情はとても辛そうでした。

「水はないけど、このみかんを食べてのどの渇きを癒してください。」

その女性はみかんを食べるととても元気になりました。

同時に、若者に美しい布をくれました。

「今度はみかんが布に変わった!」

若者は布を手に歩いていくと、一匹の馬が道に倒れており、その横で男性が困っているのを見かけました。

「どうしましたか?」

「僕の馬が病気になって。本当は町へ行って布と交換してもらうはずだったのだが、今日中に布をもらえないと、困ってしまうんだ。」

「では、僕のこの布とあなたの馬を交換しませんか?」

若者はそう言うと、その男性は嬉しそうに布を持って帰っていきました。

若者は馬に水を飲ませてあげ、体を拭いてやると、馬は元気を取り戻しました。

よく見ると、とても逞しい馬でした。

「今回は布が馬に変わったぞ!」

若者が馬を引き歩いていくと、今度は引っ越しの準備をしている家にたどり着きました。

家の主は若者の逞しい馬を見て、

「急ぎで外地に行かなくてはならないんだ。馬が欲しいのだが、その馬と私の家と田んぼを取り換えてはくれないかね?」

そこで、若者は立派な家と広大な田んぼを手に入れ、お金持ちとなりました。

彼は一本のわらしべでお金持ちになったことから、みんな彼のことを「わらしべ長者」と呼びました。』