中国事情通ブログ

中国就労ビザ発給に関する制度変更について

2017年1月20日 CATEGORY - 中国事情通ブログ

皆さん、こんにちは。

最近、中国語超特急に社員様を送ってくださる多くの企業の担当者様が頭を悩まされている問題があります。

それは、中国の就労ビザの取得が難しくなったという問題です。

この件について、調べてみました。

実は、難しくなったと言われるのは、2016年10月から新しい仕組みを試験運用地区の北京市、天津市、河北省、上海市、安徴省、山東省、広東省、四川省、寧夏回族自治区、雲南省において運用を開始したことが原因でした。

この試験運用については JETROのページ(2016年12月8日記事12月20日記事)をご参照ください。

簡単に整理すると、外国人就労者を、A類(外国ハイレベル人材)、B類(外国専門人材)、C類(外国一般人材)にランク付けし、A類については就労を積極的に奨励し、B類については厳密にコントロールを利かせ、C類については国による割当管理を実施する、すなわち制限するというものです。

そのため、C類に分類されてしまうと外国企業の駐在員として就労許可を申請する場合、ビザを取得の可能性が非常に低くなってしまうのです。

そして、B類以上にランクされるために必要となる条件が、「略歴・任職資格証明」としての「大学学部卒以上の学歴」と「2年以上の関連職歴」です。

つまり、大学卒業していて、なおかつその業種についてから2年以上の人でないと「一般的には」、ビザを確実に取得することが難しくなってしまいます。

ただ、ここで「一般的には」としたのには理由があります。

それは、これらの条件が点数制となっており、「大学学部卒以上の学歴」は10点となっているのですが、中国のTOEFLとでもいうべき漢語水平考試(HSK)をとれば、次のような点数が得られるからです。

5級=10点 4級=8点 3級=6点 2級=4点 1級=2点

したがって、大学を卒業していないビジネスマンが中国で就労ビザするためには、大卒の人と他の条件が同じであれば、HSKの5級以上をとることでそのハンディを乗り越えることができます。

他の条件のことも考えれば、大卒の方にとってもそうでない方にとっても、事前に中国語の学習をする必要性が今までよりもずっと高まったといえそうです。

ちなみに、2017年4月からは中国全土で運用実施予定とのことです。

中国に進出されている企業様のお役に立てるよう私たちも一生懸命努力していこうと思います。