中国語ピンポイント講座

形容詞に”没有”がつかない理由

2018年1月26日 CATEGORY - 中国語ピンポイント講座

皆さん、こんにちは。

以前、中国語:「不」と「没有」についてというブログで、中国語の基本文型のうち、

1 主語+是+名詞

2 主語+形容詞

3 主語+動詞+目的語

否定で「没有」を使うのは3のときだけだ、というお話をしました。また、「不」は現在や未来の否定、「没有」は過去の否定で使われる、という説明もしました。

 

このブログを見た秋山代表から、「じゃあ、”きれいじゃなかった”って言うときはどうするの?”没有漂亮”とは言えないの?」という指摘をいただきました。

 

今回は、中国語:「不」と「没有」についての追記という形で、上の1と2の文型では「没有」を使わない理由について書きたいと思います。

 

まず、日本語で考えてみます。

1の場合、

私は先生ではありませんでした。

と言えます。

2の場合も、秋山代表の指摘の通り、

彼女はきれいではなかった。

と言えます。

日本語の場合、はっきりとした時制で表します。

 

しかし、中国語では過去の一点における状態自体は変わらないものなので現在と過去を区別する必要がない、という考えがあるためこのような時制が存在しません。その代わりに具体的な時間詞や助詞を使ってそれを表します。

例えば、1の

私は先生ではありませんでした。という文を中国語に置き換えると、

以前不是老师,(现在是老师。)

となります。以前という時間詞を前に置いたことで、その時点での否定を表し、更に现在是老师。(今は先生になりました)という変化を表す助詞のが存在します。

この変化を表す了こそが、「没有」という過去の否定を使う必要がない理由なのです。

2の形容詞の場合にも、

彼女はきれいではなかった。=現在はきれいだ。に置き換えて考えられます。

ですので、中国語では

以前不漂亮,现在漂亮。と言えます。

 

最後にまとめると、日本語でははっきりとした時制が存在するのに対し、中国語には状態を表す時制は存在しない

状態を表す

1 主語+是+名詞

2 主語+形容詞

において、過去の否定は具体的な時間詞または変化を表す助詞了を置くことで、現在の状態との比較を表すことができる。

 

いかがでしたか?皆さんの理解に役立つといいです。