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新型コロナの今後のシナリオ

2020年2月25日 CATEGORY - 代表ブログ, 広報ブログ

ランゲッジ・ヴィレッジは宿泊施設を備えているため、新型コロナウィルス対策について今できる最大限の方法をもって皆様の安全を実現しようとしています。

そのためにまず必要となるのは、世の中にあまたある情報の中から信頼できる専門家による的確な情報を拾い出す作業だと思っています。

正直言って、現在報道されているニュースは刻々と変化する状況を散発的に報じるだけで、このウィルスを「正しく恐れる」ことにつながる体系的で有益な情報が非常に少ないと感じています。

そんな中でも、信頼の高い情報とそうではない情報とを選り分け、前者をできるだけ多く集めて判断の基礎としたいと思っています。

以下に、ランゲッジ・ヴィレッジの判断の基準として活用できると判断した情報を時系列で更新してまいります。

 

◆専門家会議の見解(2020年2月25日更新)

現在最も信頼性の高い情報は、厚生労働省のウェブサイト内で公開されている「新型コロナウィルス感染症対策専門家会議の見解」であると考えられますのでこちらを共有したいと思います。

また、もう少し具体的に踏み込んだ情報として、当該専門家会議のメンバーで元WHOの感染症対策アドバイザーで東北大学大学院医学系研究科の押谷仁教授の「新型コロナの「正体」と今後のシナリオ」というインタビュー記事も併せて共有いたします。(2020年2月26日更新)

以上の二つの情報から、私たちが知っておくべき重要な点だと思うポイントを以下にまとめました。

Q1 どれくらいの危険度なのか?

新型コロナウィルスは、「致死率」は比較的低い(SARS 10%に対し2%未満)が「感染率」は非常に高い。ただし、逆に重症者が少ないことが感染連鎖を見えにくくしている。感染率が高い理由は、SARSは気道の下部、つまり肺でしか増えなかったが、新型コロナウイルスは肺でも増えるし、気道の上部、つまり喉のあたりでも増えるという性質だ。喉でウイルスが増えた場合には症状は軽いが、肺に比べ口に近い場所にウイルスが存在することから、簡単に感染が起きてしまう。飛沫感染や接触感染が主体だと考えられるが、例外的に咳やくしゃみのない人から会話などで人に感染させてしまう可能性を否定できない状況にある。

Q2  封じ込めることはまだ可能なのか?

SARSは感染者が中国を中心に、結果的に世界で8056人だった。対する新型コロナウイルスは、すでに少なく見積もっても数十万人。そこまで広まったウイルスの感染経路を見つけて、全部潰すことは非常に困難なので、もはや封じ込めは不可能と考えるべき。

Q3  感染したらどうなるの?

実際、ウイルスに感染していることがわかっても、軽症者に対する治療法は現在は何もない。ただ、致死率は低いので健康な人間であれば、自分の免疫機能で治せる。そのため、高齢者や持病を持っている人以外は、自分がいかに感染しないかということよりも、いかに人に感染させないかを中心に行動すべき。具体的には一人一人が医療機関を利用しないで自宅で治るまでおとなしくするということ。

Q4  最良のシナリオとそうでないシナリオは?

最良のシナリオは、日本で小さな流行しか起きず、重症者も出ないというものだが、その可能性は小さくなりつつある。別のシナリオは、いろいろな場所で、ある一定規模以上の感染拡大が起きて、そのいくつかでは医療機関が重症者の集中治療を十分にできないような状況になるというもの。最悪のシナリオは、そういう状況が日本全国で相当数起きて、クラスターの連鎖が起こり、拡大を止められなくなること。そうなると、感染拡大を止めるためには、社会機能を完全に止めるしかなくなる。

Q5  正しく恐れるにはどうすれば?

いま日本の街中ですれ違って感染する確率は低い。武漢とは違い、感染者が多くの地域にいる可能性はまだ低いからだ。そのことから現在最も高リスクな場所は実は医療現場であると言える。軽症であるなら医療現場に行ったとしても全く意味がないため行くべきでない。このことを肝に銘じることで医療崩壊を起こさせず重症者の手当てきちんと行える場所として機能させ続けることができる。

 

◆新型コロナウィルス感染の年齢別「致死率」について(2020年2月18日更新)

私たちが最も懸念するこのウィルスにかかってしまった場合の「年齢別致死率についてのデータ」が中国疾病対策予防センターから出されておりますので以下にその数値をまとめます。

・20代(0.2%)・30代(0.2%)・40代(0.4%)・50代(1.2%)・60代(3.6%)・70代(8.0%)・80代以上(14.8%)

 

◆「専門家会議副座長 尾身茂氏とiPS研究所長 山中伸弥氏 緊急対談」(2020年3月8日更新)

このウィルスは未知のウィルスなので現状では正体を完全に把握することは不可能です。その中で専門家会議の副座長 尾身茂氏に対して、iPS細胞の開発でノーベル賞を受賞された山中伸弥氏がインタビューアーとしてお話しされている貴重な動画を見つけましたのでここでご紹介いたします。

おそらく、現状最も多くの情報と知見を持たれているであろう専門家の方と最も本質的な質問をすることができるであろう方との対談ですので是非ご覧ください。

 

◆「1~2週間が山場だ」の時期を超えて今は?(2020年3月9日更新)

2020年2月24日に専門家会議から「これから1-2週間が急速な拡大に進むか、収束できるかの瀬戸際となります」との見解が公表されましたが、本日(3/9)でその2週間が経過し、次の内容が公表されました。

「本日時点での日本の状況は、爆発的な感染拡大には進んでおらず、一定程度、持ちこたえているのではないかと考えます。 しかしながら、感染者数は、一時的な増減こそあれ、当面、増加傾向が続くと予想されます。また、感染の状況を把握するためには、約2週間程度のタイムラグを生じ、すべての感染状況が見えているわけではないので、依然として警戒を緩めることはできません。専門家会議としては、現在、北海道で行われている対策の十分な分析が完了し、さらに他の地域の状況の確認などをしたうえで、全国で行われている対策も含め、我々の考えを政府にお伝えしたいと考えています。」

詳細はこちらをご参照ください。

 

◆上記の分析に基づく専門家会議の見解(2020年3月19日更新)

タイムラグを考慮し、延期されていた「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」が以下のようになされました。

「日本国内の感染の状況については、3 月 9 日付の専門家会議の見解でも示したように、引き続き、持ちこたえていますが、一部の地域で感染拡大がみられます。今後、日本のどこかで爆発的感染連鎖が生じる可能性も否定はできません。その場合には、地域ごとに断続的に発生していくことが想定されます。こうした状況下では、社会・経済機能への影響を最小限としながら、感染拡大防止とクラスター連鎖防止の効果を最大限にしていく観点から、地域の感染状況別にバランスをとって必要な対応を行っていく必要があります。

(1)感染状況が拡大傾向にある地域では、まん延のおそれが高い段階にならないように、まずは、地域における独自のメッセージやアラートの発出や一律自粛の必要性について適切に検討する必要があります。その場合、社会・経済活動への影響も考慮し、導入する具体的な自粛内容、タイミング、導入後の実施期間などを十分に見極め、特に『感染拡大が急速に広まりそうな局面』や『地域』において、その危機を乗り越えられるまでの期間に限って導入することを基本とすべきだと考えます。

(2)感染状況が収束に向かい始めている地域並びに一定程度に収まってきている地域では、後述するように、人の集まるイベントや『3つの条件が同時に重なる場』を徹底的に回避する対策をしたうえで、感染拡大のリスクの低い活動から、徐々に解除することを検討することになると考えます。ただし、一度、収束の傾向が認められたとしても、クラスター(患者集団)発生の早期発見を通じて、感染拡大の兆しが見られた場合には、再び、感染拡大のリスクの低い活動も含めて停止する必要が生じえます。感染状況が確認されていない地域では、学校における様々な活動や、屋外でのスポーツやスポーツ観戦、文化・芸術施設の利用などを、適切にそれらのリスクを判断した上で、感染拡大のリスクの低い活動から実施してください。ただし、急激な感染拡大への備えと、『3 つの条件が同時に重なる場』を徹底的に回避する対策は不可欠です。」

現在ランゲッジ・ヴィレジが立地する静岡県は「(2)感染状況が一定程度に収まってきている地域」とされておりますので、この見解を踏まえた現時点で実行できる最大限の対策を「新型肺炎ウィルス対策について」としてまとめております。

なお、前出の山中伸弥氏は、ウェブサイト「山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信」を2020年3月13日から公開されています。専門家会議の見解はもちろんのこと、新型コロナ関連の科学論文から重要な成果に対してご自身の的確なコメントも添えられており、非常に分かりやすい情報源となっています。

今後は、こちらのサイトの更新をもってランゲッジ・ヴィレッジが拠って立つ情報源とさせていただき、弊校の対策実行に変更が必要と判断した場合には「新型肺炎ウィルス対策について」を随時更新をしていくものとしますので、皆様にはご理解をいただきますようお願いいたします。