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中国語初心者のための中国留学ガイド、伊藤のブログです。
皆さん、こんにちは。
中国語超特急講座を受講しに来られる皆さんは、基本的には中国語を全く学習したことのない初心者の方がほとんどですが、
中には数年学習されていたり、一見、中国人との会話をなんなくこなしているように見える方々もいらっしゃいます。
そんな方々がどうして超基礎コース受講を希望するのか、私自身も非常に興味深く、今回は実際にそんな皆さんが受講されている際に見えてきた、今までの学習の落とし穴のようなものを私なりにまとめてみたいと思います。
1.聞き流すだけ中国語教材やラジオなどのリスニング
音に慣れる・リズムに慣れるという意味では有効的。正しい発音・会話の応用性までは習得しにくい。
たしかに繰り返しくりかえし聞くことによって、一部の単語やフレーズを覚えてしまう程度にはなるかもしれません。
しかし、それだけで実際に通じる中国語を話せるようになるには、よっぽど耳のいい方でない限り難しいです。
また、自分の思ったことを述べるという会話の応用性までは、聞き流すだけでは習得しにくいというのが事実です。
ですので、このような教材は、中国語初心者にとっては、「音に慣れる・リズムに慣れる」という目的でのみ使用してください。
2.市販教材での独学
とくにカタカナ表記だけの教材では、通じる中国語を話せるようにはならない。
中国語初心者が陥りやすいのが、カタカナ表記だけを見て発音してしまうことです。
はっきり言ってしまうと、カタカナ中国語は通じません!
通じない理由はこちらをご覧下さい。→言語の発音の考察
ですので、カタカナ表記だけの中国語教材は使用しないことをおすすめします。
3.大学などの大人数制での学習
自身の興味と積極性にもよるが、一般的には一定の会話レベルに到達しにくい。
中国語超特急を受講される大学生の皆さんは、目的意識が高く、かなり熱心に学習されています。
大学の授業では、ピンインの学習から始まり単語や文法など一定量を学習されていますが、やはり大人数での授業になるので、なかなか細かい指摘や指導を受けられないというのが現状のようです。
本講座を受講される大学生の皆さんは、「なんとなく知っている・なんとなく話せる」という方がほとんどですが、2週間で徹底した発音トレーニングや会話練習をすることで、「本当に身に付いた・本当に話せる」と実感出来ると思います。
4.中国人との交流だけで身につけた中国語
簡単なやりとりぐらいはできるようになるかもしれないが、発展性に乏しい。
何も基礎を学習しないまま、実際に中国人との交流だけで中国語を話せるようになった方々もいらっしゃいます。
よく中国人が使うような表現を口にしていて「すごいな~」と感心していますが、やはり、少し発展した会話になると、う~ん・・・と頭をかしげてしまう方も多いです。
上記のような学習をしていた方々が、決まって口にするのが、「発音に自信がない。」です。
皆さん、多かれ少なかれ、自分が話す中国語が「なかなか通じない」ことを実感されているようでした。
次回は、「通じる中国語」を話せるようになるためにはどうしたらいいのか、ということをまとめてみたいと思います。
では、また来週!