申し訳ございません。こちらのサービスは無期限休止とさせていただいております。
ご不便をおかけしますがご理解の程何卒よろしくお願いいたします。
英語合宿のサービスについてはこちら
皆さん、こんにちは。
前回の中国語の物語、タイトルはわかりましたか?
正解は・・・
「浦島太郎」でした。
『昔、むかし、●●という若者がおりました。彼は心が優しい漁師で、年老いた母親と一緒に楽しい日々を送っていました。
ある日、●●はいつもと同じように、海へ魚を捕りに出かけました。海辺まで歩いてきたとき、いたずらっ子の群れが一匹の大きなウミガメをいじめているのを見つけました。
彼らは木の棒や石を持ち、可哀想なウミガメを何度も何度も叩いていたのです。
「君たち、もういじめるのはやめなさい!可哀想に。逃がしてあげなさい!」
「だめだ、これは俺たちのウミガメだ!」
「ならば、私にそのウミガメを売ってくれないか?」と●●は言いました。
「ああ!いいよ!」
そこで、●●はお金を彼らに渡し、この可哀想なウミガメを海辺まで連れて行きました。
「はやく海に帰りなさい!もう人に捕まらないように気をつけるのだよ!」とウミガメに言いました。
何日か経ち、●●が船の上で魚を捕っていると、あのウミガメに遭遇したのです。
ウミガメは、「●●さん、私の命を救ってくれてありがとうございました。本当に感謝しています。そこで、あなたを竜宮城に連れていって、恩返しをしたいのです。」
「でも・・・、お母さんが家で待っているから。」と●●が答えると、
「心配しなくても大丈夫です。私がお送りしますから。」
そこで、ウミガメは●●を背中に乗せ、深い海に向かって潜っていきました。
「うわぁ・・・、きれいだな・・・、本当に美しい・・・。」●●は海底の景色を見ると、思わず叫びました。
太陽の光が海の中を照らし、それはまるで一本の金色の鎖のようでした。
魚たちも躍っているかのように珊瑚の間を出たり入ったりしています。
少しすると、●●は海の中に、何かがキラキラと光っているのを見つけました。
「●●さん、あそこが竜宮城です。」とウミガメが言いました。
この珍しい玉や珊瑚などで飾られた竜宮城を見て、●●はさらに驚きました。
「●●、ようこそ竜宮城へ。」
美しい織姫が竜宮城の入り口で●●を迎えました。
織姫は、「●●、あなたが私たちのウミガメを助けてくれ、本当に感謝しています。どうか、竜宮城に長くお泊りいただき、私たちの接待をお受けください。」
そして、織姫は最上級の酒席を用意しました。そしてそれは●●が食べたことも、見たこともないようなご馳走でした。
「遠慮しないで沢山お食べください。」織姫も彼に付き添い、一緒に楽しく食事をしました。
隣に立っている美しい宮女が、きれいな歌を歌い始めると、タイやヒラメたちも歌声に合わせて踊り出し、それはそれは見事でした。
すべてのことが美しすぎて、●●はまるで自分が天国にいるような気分になりました。
食事が終わると、織姫は●●を連れて華麗な竜宮城を案内しました。彼らは四つの珍しい大きな門の前に来ました。
「これは春の門です。」織姫は一つ目の青い門を開きました。
部屋の中は、満開の桜と様々な珍しい草花が咲いており、蝶々が衣の中を飛んで舞い、鳥が枝の上で軽快に歌っている、まるで春の大地のようで、エネルギーに満ち溢れている景色が広がっていました。
織姫は次に二番目の赤い「夏の門」を開きました。盛夏の太陽の光が眩しく部屋の中で輝いていました。部屋は一面青々とした景色が広がり、セミが木の上で楽しそうに歌っています。
「これは秋の門です。」織姫は三番目の金色の門を開きました。
部屋の中では、稲穂が風に揺られ、コオロギもゆったりと歌を歌っています。
織姫が最後の白い門を開いたとき、そこには、美しい雪景色が広がりました。
四つの門を見終わると、●●はまるで、自分が夢の中にいるような気分になりました。
それからというもの、●●は毎日山や海の幸を食べ、華麗な衣装を身にまとい、気持ちよく竜宮城で暮らすようになりました。
一日、また一日と、気づいたらすでに三年が経っていました。●●は家が恋しくなり始めました。「お母さんは今どうしているのだろう?きっと心配していることだろう。」こう思うと、●●はすぐにでも家に帰りたくなったのです。●●は織姫に「織姫さん、私はそろそろ家に帰らなければ。私の母親はまだ家で私を待っているのだ!」
「本当に帰りたいのですか?よいでしょう。あなたが帰る前に玉手箱を贈ります。しかし、覚えておいてください。あなたが年老いる前に、この箱を絶対に開けてはいけません。」織姫はそう言うと彼に一つの美しい箱を渡しました。
そして、●●はまたウミガメの背中にまたがり、懐かしい故郷に帰っていきました。
しかし、一体どうしたことでしょうか?村の景色は以前と全く変わってしまっていたのです。
行くところ行くところ、知らない人ばかりで、知り合いが誰一人としていません。
しかも、●●がいくら探しても、自分の家と年老いた母親が見つからないのです。
「私の家・・・、私の家はどこに行ってしまったのだ・・・・・・・。」●●は道脇に座っていたおじいさんに尋ねました。「すみません、●●の家はどこかご存知ですか?」
「あぁ!●●の噂は聞いたことがあるが、300年前に竜宮城へ行ったきり、村へは戻ってこなかったそうだ。」とおじいさんは答えました。
「300年も経ってしまったなんて、では私の母親はもうとっくに亡くなってしまったのか・・・。」●●は力なく道端の石の上に腰を下ろしました。
このとき、彼は突然、手に持っている織姫から贈られた玉手箱を思い出しました。
「中には何が入っているのだろう?」●●はすっかり織姫の言いつけを忘れて、玉手箱の蓋を開けてしまったのです。
突然、中から白い煙がもくもくと出てきました。
さらにおかしなことに、白い煙が●●にかかったとき、●●はあっという間に白いひげで、白い髪の毛のおじいさんになってしまったのです。』