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日本人にとって非常に難しいこの発音を、中国留学して現地の大学もしくは語学学校で習得するのは極めて困難です。
それは日本人のためだけに考えられたカリキュラムではないため、日本人が最も苦手とする発音を徹底的にトレーニングすることは不可能だからです。
実際に数ヶ月~1年間の中国留学を終えた駐在員でも、「日常会話ですらまともに通じない」と自信を無くしてしまう方も少なくないようです。これから中国留学をされる皆さんが、このような辛い経験をされないために、まずは中国留学の実態をご理解いただきたいと思います。
近年、多くの日本企業が中国に進出し、中国駐在前の先駆けとして、駐在員に中国の大学で数ヶ月~1年間ほどの中国留学をさせる企業が増えてきています。また、自己のスキルアップ、キャリアアップのために中国留学をする社会人も増えてきているようです。
「どうせ中国留学して現地の大学(語学学校)に入るのだから、わざわざ日本で学習しなくても大丈夫だろう」と、中国語学習経験ほぼゼロの状態で中国留学をスタートさせるとどうなるのでしょう? まず、日本人にとって中国語は、漢字が共通するという点で読み書きすることにそれほど苦労を要さない一方、発音には人一倍の努力を要します。
というのは、日本語には50音しかない発音が中国語には400音あり、また各音節に声調(四声)と呼ばれる4つのトーンがつくため、音の種類は1600にも及びます。それらをしっかり言い分け、聞き分けるようになるためにはある一定の時間がかかります。
直接、中国留学して現地の大学に学ぶ学生の中には、様々な国の人がいます。特に中国語初心者クラスでは、漢字をまったく知らない欧米人や欧州人中心の学生が集まります。 そんな中、彼らと机を並べて学習することに、なんだか「もったいない」気がしませんか? もちろん、臆することなく会話をする彼らから学ぶことも多いかもしれません。しかし、一クラス15名程度の学生に対し講師1名では、日本人が苦手とする発音をきめ細かく習得することは不可能に等しいのです。 日本人のできる・できないを活かしたカリキュラムで無い限り、中国語初心者にとっては非常にムダの多い学習となってしまいます。 発音が曖昧なまま授業は進み、単語や文法は次から次へと習得するも、一歩外に出て中国人と会話をしてみるとなかなか通じない・・・そんな経験をされている中国留学経験者も多いのではないでしょうか?
ここまで、中国語初心者が直接中国留学をすることの難しさを述べてきましたが、実際のところ、中国語学習を目的とした中国留学にはどんなメリット・デメリットが存在するのか詳しく見てみましょう。
・中国語が飛び交う環境に身を置くことで自身の中国語を即試せる。
・中国人の文化・習慣などを直接肌で感じ取ることができる。
・自己の目的意識を強く持てば、短期間での中国語習得も可能である。
・中国人との交流の中で、容赦なく「聞き取れない」「通じない」という悔しさが実感できるため、より学ぶことへの意欲がわく。
・授業はすべて中国語(もしくは英語)で行なわれるため、中国語初心者にとっては聞き取れない可能性がある。
・予習・復習に時間をとられやすいため、授業以外での中国人との交流時間を意識的に作らないと中国人との会話練習はなかなかできない。
・1クラス平均15~20名の授業の中で、講師に直接質問を投げかけることは日本人の中国語初心者にとってはなかなか難しい。
・クラスメートが種々様々な国籍のため中国語に対する強みと弱みがバラバラであるため、特に中国語初心者にとっては的確な指導が困難となってしまう
以上をあげてみましたが、中国留学には現地でしか学ぶことのできない事も多くあります。
しかし、中国語を1から学ぼうとする中国語初心者にとっては、中国留学だけでは補いきれない部分が出てきてしまいます。 やはり、基礎となる発音・文法を事前に身につけておくことが、中国留学のメリットを最大に活かすことの出来るコツだと思います。