日本人と中国語

前回の物語は・・・27

2021年4月30日 CATEGORY - 日本人と中国語

皆さん、こんにちは。

前回の中国語のお話、皆さんはどんなお話かわかりましたか?

正解は・・・・

「花咲か爺さん」でした。

では早速、日本語訳をどうぞ。

昔、あるところに、やさしいおじいさんとおばあさんが住んでいました。彼らには子どもがいませんでした。ある日、おばあさんが川へ洗濯に行くと、突然、川上から小さな長持が流れてきました。長持はおばあさんのそばで止まりました。中に一匹の子犬が入っているのが見えました。やさしいおばあさんは、喜んでこの子犬を家に連れて帰りました。二人の家は貧しかったのですが、この犬を引き取って育てようと決めました。彼らの心のこもった飼育の下、子犬はしだいに大きくなりました。二人はどこへ行くにも、例えば野良に出たり、山へ行くときも、いつも子犬を連れて行きました。

 ある時、おじいさんが畑で野良仕事をしていると、子犬がそばで「ここ掘れ、わんわん」とほえました。おじいさんがそこを掘ってみると、中からきらきら光る金貨がたくさん出てきました。おじいさんとおばあさんは大喜びで、その上金貨を近所にも分けました。

 あるいじわるなおじいさんがこれを見て、おじいさんの家に行き、その犬を貸してくれと言いました。心のやさしいおじいさんは、承知しました。いじわるなおじいさんは足で容赦なく犬を蹴って、「どこに金貨があるんだ?早く言え。」と言いました。子犬は蹴られて泣き続けました。「ここを掘ればいいんだな?」いじわるなおじいさんはこう言いながら掘り始めましたが、出てきたのはみんなごみやがらくたでした。おじいさんはかんかんに怒って、犬を殴り殺し、地面に埋めました。

 この時、やさしいおじいさんがやってきて「私の犬はどこへ行った?」と尋ねました。「殴り殺して埋めた。」いじわるなおじいさんは、そう答えました。やさしいおじいさんはそれを聞くととても悲しみ、犬を埋めた土地のそばに、一本の小さな木を植えました。木はしだいに大きくなりましたが、ある暴風雨の日に、落雷で倒れてしまいました。おじいさんはそれを使って木の臼を作り、餅をつきました。なんと、木の臼から山のような金貨が、ざっく、ざっくと湧き出しました。

 いじわるなおじいさんはそれを知ると、この臼を借りてきました。しかしいじわるなおじいさんが餅をつくと、ごみや汚物がいっぱい湧き出し、おじいさんは怒って臼を燃してしまいました。やさしいおじいさんが臼を返してもらおうと、やってきました。いじわるなおじいさんは「それは燃やした。もし要るなら、この灰を持って行け。」と言いました。おじいさんは灰を篭に入れて家に向かいました。途中、急に大風が吹いて、篭の中の灰がもう枯れそうな木の上に落ちました。不思議なことに、枯れ木が息を吹き返したように、きれいな桜の花がぱっと咲きました。ちょうどお殿様が家来を連れてここを通りました。おじいさんは大声で「わたしは花さかじいさんです。枯れ木に花を咲かせましょう。枯れ木に花を咲かせましょう。」と言いました。そう言いながら、灰を木にまきました。すぐに枯れ木に一輪、また一輪と桜の花が咲きました。お殿様はとても喜んで、おじいさんにほうびをたくさん与えました。

この様子をいじわるなおじいさんが見ました。それからやさしいおじいさんの真似をして、灰をかき集め、木にまきました。しかしなんと、灰はお殿様と家来の目に入り、お殿様はとても怒って、このいじわるなおじいさんを牢屋に入れてしまいました。

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