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日本人と中国語

前回の物語は・・・

2015年2月25日 CATEGORY - 日本人と中国語

皆さん、こんにちは。

前回の中国語の物語、タイトルはすぐに頭に浮かびましたか?

それでは、日本語のタイトルと日本語訳をどうぞ!

201111169730838

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さるかに合戦』

「むかしむかし、柿の種を拾った猿が、偶然おいしそうなおにぎりを持ったかにに会いました。さるはかにのおにぎりが欲しくなり、かにに「この柿の種を土に植えれば、毎年おいしい柿がなるぞ。どうする?おにぎりと交換しないかい?」

「うん、ありがとう!」

かには嬉しそうに家に帰り、すぐに柿の種を土に植えました。

そして、かには一生懸命に水をやり、

“早く芽を出せ、柿の種、早く芽を出せ、柿の種。

出さなきゃハサミで切っちゃうぞ。”と歌いました。

 

すると、どうでしょう?

さっき植えたばかりの柿の種が芽を出し、あっという間に大きくなったのです。

 

“早く実がなれ、柿の木。早く実がなれ、柿の木。

ならなきゃはさみで切っちゃうぞ。”

 

すると、柿の木はその場でたくさんの実をつけました。

 

「よし、これで柿が食べられるぞ!」

そう言うとかには柿を採ろうとしましたが、木に登れません。

 

「どうしよう?」

 

かにが困っていると、そこへさっきのさるが走って言いました。

「おや、もう柿がなったのか。オレが採ってきてやろう。」

さるはするすると木に上り、自分だけ赤い柿を食べ始めました。

 

「さるさん、ずるいよ、ぼくにも柿を採っておくれよ!」

 

「うるさい、これでも喰らえ!」

 

さるは青くて硬い柿を、かにめがけて投げました。

 

「痛いよ、痛いよ、さるさん、ひどいよ!」

 

大けがをしたかには泣きながら家に帰りました。

そして、そのことを友達の石臼や蜂、栗に話しました。

それを聞いた彼らは皆怒りました。

 

「よし、さるに復讐してやろう!」

 

皆はすぐにさるの家に行き、こっそり隠れてさるの帰りを待ちました。

 

「うー、寒い、寒い。」

 

さるは震えながら家に帰ってくると、真ん中にある囲炉裏で暖まろうとしました。すると、囲炉裏に隠れていた栗がパンッと弾け、さるのお尻に当たりました。

 

「熱い、熱い!水!水をくれ!」

 

さるは水でお尻を冷やそうと水瓶のそばにやってくると、そこへ水瓶の中に隠れていた蜂が力いっぱいさるを刺しました。

 

「痛い、痛い!助けてくれ!」

 

さるは痛くてたまらなくなり、外に出ようとしました。すると、大きな石臼が天井から落ちてきました。

 

ドスン!

 

「うわー、ごめんなさい、もう意地悪はしません、許してください。」

 

このことがあってから、さるは自分を改め、皆と友達になりました。」

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