申し訳ございません。こちらのサービスは無期限休止とさせていただいております。
ご不便をおかけしますがご理解の程何卒よろしくお願いいたします。
英語合宿のサービスについてはこちら
皆さん、こんにちは。
前回の中国語の物語、どんなお話しかわかりましたか?
正解は・・・・
「おおかみと七匹のこやぎ」でした。
それでは早速、日本語訳をどうぞ。
『昔、ヤギのお母さんがいて、7匹のこどもがいました。
ある日、ヤギのお母さんは森へ食べ物を探しに出かけようとしていました。
そこで、7匹のコヤギを前に呼び、一匹一匹に言い聞かせました。
「お母さんがいないとき、もしオオカミが来ても、決してドアを開けてはいけませんよ。オオカミの声はガラガラで、爪は黒いから、すぐにわかるだろうよ。」
7匹のコヤギは「心配しないで。お母さん、ぼくたち気をつけるよ。」と言いました。
間もなく、「ドン、ドン、ドン」と誰かがドアを叩きました。
「よい子のコヤギたちよ、お母さんだよ。ただいま。おいしいものをたくさん持ってきたよ。」
しかし、その声はガラガラで荒々しかったので、コヤギたちは大きな声で答えました。
「開けない、開けない、開けないよ。お母さんはそんなに声がガラガラしてないもん。」
そこで、オオカミは店で滑石粉を買うと、それを食べ、声が柔らかく聞こえるようにしました。
今度も、オオカミはコヤギの家のドアの前に来ました。
「よい子のコヤギよ、お母さんだよ。ただいま。おいしいものをたくさん持ってきたよ。」
しかし、ドアののぞき穴から、コヤギはオオカミの真っ黒な爪を見つけました。
「開けない、開けない、開けないよ。お母さんはそんなに爪が黒くないもん。」
そこで、オオカミは製粉所に行き、「俺の言う通りにしろ。さもないとお前を食べるぞ!」と怒りたっぷりに言いました。
店主は恐ろしくなって、オオカミの爪に小麦粉を振りかけてやりました。
オオカミはまたコヤギの家のドアを叩きにやってきました。「ドン、ドン、ドン」。
「よい子のコヤギよ、お母さんだよ。おいしいものをたくさん持って帰ってきたよ。」
コヤギたちは真っ白な爪を見ると、ドアの外に立っているにはお母さんだと思いました。
「お母さんお帰り。」
ドアが開くと、オオカミはサッと家に飛び込んできました。
「わ・・・・だめだ!」コヤギたちは叫びながら、慌てて家の中に隠れ始めました。
長男はテーブルの下に、次男はベッドの中に、三男はストーブの中に、四男はキッチンに、五男はタンスの中に、六男は洗面器で自分を覆い、七男は大きな置き時計の中に隠れました。
しかし、オオカミはすぐに彼らを見つけ出し、コヤギを一匹ずつ呑み込んでしまいました。
大きな置き時計の中に隠れていたあのコヤギだけが、食べられませんでした。
オオカミはおなかいっぱいになり、ゆらゆらと外に歩いていき、大きな木の下で眠りについてしまいました。しばらくして、お母さんヤギが帰ってきました。
「あら・・・やだ!何があったの?子供たち、早く答えて。」
しかし、一匹のコヤギだけが答えました。
「ぼくはここだよ、お母さん!」
「オオカミが来て、みんなを食べちゃったんだ。」お母さんヤギはすぐに外に飛び出しました。
するとオオカミが草の上で寝ているのを見つけました。
「おなかがまだ動いているわ。きっとこどもたちを助けられるわ。」
お母さんヤギはコヤギに「早く、はさみと針と糸を持ってきてちょうだい。」と言いました。
お母さんヤギがはさみでオオカミのおなかを切りさくと、コヤギたちは一匹ずつ中から飛び出してきました。
「わぁ!よかった!ぼくたち、助かった!」六匹のコヤギは一匹もケガをしていませんでした。
お母さんヤギは喜んでいるコヤギたちに「早く石を拾ってきてちょうだい。」と言いました。
「えっさ、えっさ、えっさ・・・・」
七匹のコヤギは力を合わせて石を運びました。
お母さんヤギはオオカミのおなかを石でいっぱいにし、あっという間に縫い上げました。
「よし、これでいいわ!」
ヤギの家族はすぐに隠れて、何が起こるかを見ていました。
まもなく、オオカミは目を覚ましました。
「あー、あれ!のどが渇いたな。きっと食べすぎたんだな。うん、そうだ、まずは水を飲みに行こう。」
しかし、オオカミが立ち上がろうとしたとき、
「お、まるでおなかにレンガが入っているようだ。」
オオカミは仕方なく井戸まで這って行きました、体を曲げて水を飲もうとしました。
しかし、体は重く、ついには―――「ぼっとん!」
オオカミはあっという間に井戸の中に落ちてしまいました。
これを見て、七匹のコヤギはみんな大喜びです。「やった!オオカミが死んだ!」
みんな飛び出して、お母さんヤギも一緒に、井戸を囲み、嬉しそうに踊りました。』